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ふんにゃり手帖

レイソル好き専業主婦の育児と日々の生活記録…のはず。

   2024

0508
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   2009

0921

妊娠したら何の問題もなく子供は生まれてくるものだと思っていたけれど、実際に経験してみて妊娠にマイナートラブルは付き物なんだなぁということを実感した。
私の場合は異様に疲れやすくなったり、手指が浮腫んで握力が極端に落ちたり(ペットボトルの蓋を開けるのに苦労するほど)、耳の聞こえがおかしくなったり(耳管開放症)、便秘が更に悪化したり。

お腹の張りも凄くて、3ヶ月間くらいは張り止めの薬(ウテメリン)を服用していた。
その副作用で手足の火照りにもかなり悩まされたなぁ。(凍らせたペットボトルを持って寝ていたっけ…)
元々いつも気力だけで動き回ってるような自分だったのだけれど、いくら「妊娠は病気じゃない」とは言ってもやはり今までの体調の自分とは明らかに違うので困惑することは多かった。

そんな時に3人の子供を持つ昔からの友人の言葉は涙が出るくらい嬉しかった記憶がある。

『身体も気持ちも思うようにならなくて、辛い時も沢山あるけど、妊娠中だから仕方ないのさ!普段よりもナーバスで、人の言うことが必要以上に気になったり、自分が攻撃的になっても、妊娠中だから仕方ないのさ!産後もね!妊娠は病気じゃないなんて言う奴がいたら、ぶっ飛ばしてガンバレよー(笑)』

これは経験者だからこそ冗談交じりに言える言葉なんだろうし、重みと温かさを感じた事を今でも忘れない。


その時お腹にいたしうは、もうじき1歳を迎える。


まだ言葉は分からないかも知れないけれど、
『私達のもとに生まれてきてくれてありがとう』って、精一杯伝えよう。


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   2009

0919

周産期センターには2週に1度通った。
公共交通機関を利用すると家から病院までは片道3時間近くもかかるので送迎は旦那に頼んで。
これは本当に助かった。

前回「様子見ね」と言われていた羊水量は2回目もあまり変化はなく、また様子見とのこと。
ただこの日は赤ちゃんの体勢が良かったのか腎臓も再度診て貰って、前回見えにくかった膀胱や心臓も細部までしっかり診て貰うことができた。
Dr.には「エコーで診る事が出来る範囲にはどうしても限界があるんだけどね…」と申し訳なさそうに言われたけれど、何も分からないよりは良いもの。
今思えば、少しでも明るい光が欲しかったのかも知れない。

周産期センター3回目の診察の日。
いつも通り経腹エコーをして貰っている時、担当して頂いていた先生の声色がちょっと変わって手が止まった。

「…羊水、少しですが増えましたね。赤ちゃんの様子も今までよりよく見えますよ。」

最初は新たに何か良くないことでも見つかったのかと思って身体を硬くしてしまったけれど、「羊水が増えている」と言われた時点で涙が溢れてきてしまった。
何が原因で羊水が増えたのかは減った時と同様に分からなかったのだけれど、とにかく良い方向へ転がったらしい。
エコーを一緒に見ていた旦那も嬉しそうな顔をしていた。

「もうしばらく経過を見て、このまま羊水が減ることがなければ元の産院に戻って出産できるかもしれません」
という言葉を貰うことが出来た。

家事を一切放棄して安静生活を続けていたのが良かったのか、羊水過少について調べて出会ったサイトにあった方法を実践したのが良かったのかは今でも分からないけれど、何もできず悶々としているより良かったなぁと思う。
お腹の張りがずっと続いていたのが不安といえば不安だったけれど、その後は羊水も減ることもなく(最後まで少なめではあったのだけれど)、周産期センターのDr.の許可を得て妊娠初期に通っていた地元の産院へと戻ることができた。


もう少し続きます…(汗)


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   2009

0919

自分にできることは?と聞いた時、先生からは「安静にしていて下さい」としか言われなかったけれど、本当に出来ることは何もないのか?と思い、とにかくネットで調べ回った。
けれど妊娠中期に羊水が少ないor羊水過少と診断された場合、あまり良い情報ばかりではない。
なかには読むのを途中でやめてしまったくらい、妊婦である自分が読むには怖い内容のものもあったりした。

けれど、色々調べ回った中で「羊水が少ない・羊水過少」の経験をされた方々のいくつかのサイトに辿り着いて安静にしている以外に自分にもできることを知ることが出来たし、言葉ではとても言い表せない程の沢山の勇気を貰った。

私にできると分かったことは以下の2つ。

★なるべく横臥位(横向き寝)で休み、むやみに立ち歩かない。
子宮の背中側には下大静脈という太い静脈が走っていて、この血管を子宮が圧迫する為、横向きで寝てゆるめると良い。
下大静脈は下半身からの血液を心臓に戻すための血管で、血管の走向の関係から”左下”の方が良い。 

★水分を多く摂る。1.5リットル/1日くらい。
母体循環血液量が増え、臍帯血流も増える効果が望める。

私は右下寝をしていたけれど、これを知った日からはすぐ左下寝に変えた。
慣れなくて肩が凝ったりしたけれど。
水分摂取すると言っても冷水は身体を冷やしてしまうので常温にしていた。
普段から水分は味が付いていないと量が飲めない私だけれど、そんなことは言っていられないので喉が渇いていなくてもとにかく必死で飲んだ。

仕事についてはDr.からの忠告もあったし、何より、今後お腹の子と自分がどうなるかが分からないので退職することに決めた。
就業時間中ずっと座って出来る仕事だったので、妊娠しても大丈夫!と思っていただけに本当に残念で。
しかも急な退職となってしまって、上司や仕事仲間には迷惑と心配を掛けてしまったなぁ…と今でも反省しきり。
復職出来るものなら、また同じ会社で同じ仕事がしたいなぁ…。


しばらく続きます(汗)


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   2009

0918

翌日。
経腹・経膣、両方のエコーを使用していつもの倍以上の時間を掛けて細かく診察して貰った。

結果。

Dr.「昨日も少し気になっていたんだけど、やはり羊水量が少ないようです。
“過少”とは言えないけれど、限りなく過少に近い。
羊水が少ないということは赤ちゃんが動くスペースが少ないということ。だから胎動が少なくなったんだろうね。申し訳ないけれど羊水が少なくなった原因をここで調べることは出来ません。
現在のところ臍帯血流が悪いわけではないようだから、赤ちゃんには胎盤を通してちゃんと栄養が行っているはずです。破水して羊水が少なくなった訳ではないので今すぐどうこうなるという問題ではないけれど、まだ7ヵ月(24w6d)に入ったばかりだし、羊水が少ないと早産で生まれたりすることも考えられます。
設備が整っていないのでこのままだとうちで産むことは出来ません。
NICUのある母子周産期センターの先生を紹介するので、これからすぐそちらに行って精密検査を受けて下さい。」

「精密検査」「ここで産めない」「NICU」という言葉を聞いて、身体中の血がサアッと引いていくのが分かった。
すぐには理解することも出来ず、涙が溢れてきて止まらなかった。
看護師さんが「我慢しなくて良いのよ」と言って、そっと差し出してくれたティッシュBOXが嬉しかった。
頭の中の整理がつかないうちに話はどんどん進んで、とにかくできるだけ早く、より設備が整った産婦人科のエコー専門医に精密検査をして貰って下さいと言う。

そんなに急ぐのか…。
こんなことならもっと早く胎動が少なくなったことを相談するべきだった…と後悔の嵐まっただ中の私。
もう言われるままに行動するしかできなかった。
ずっと一緒に話を聞いてくれていた旦那の存在が本当に有難かったと、今でも心底思う。


私が産もうと思っていたのは家から車で10分程の、昔からある人気の産婦人科。
紹介して頂いたNICUの設備が整っている周産期センターは、家から車で1時間近くはかかる場所。
これから通うのは大変だな…と混乱する頭で考えながら、紹介状を手に旦那と共に向かった。

急遽入れてもらった診察・検査だったので、ロビーでの待ち時間は4時間を越えた。

エコーは経腹のみだったけれど、比較的に何かしらのリスクを抱える妊婦さんが多い所だったので、とにかく1人の妊婦さんにかかる診察時間がとても長い。
私自身も今までの倍どころじゃないくらい長い時間診て頂いた。


Dr.「確かに羊水はかなり少ない状態です。でも過少とまでは行かないギリギリのところ。
断言はできませんが、過少になる可能性も充分にあります。
羊水が少なくなる原因としては大きく2つに分かれます。
1つは母体側の問題。臍帯血流量が減少して胎盤を通じて胎児に養分が行かなくなっている場合。
もう1つは胎児側の問題。
羊水は羊膜代謝と胎児の尿で出来ていて、中期以降は胎児の尿の代謝の方が多くなるのが通常です。胎児はそれを摂り入れてまた尿として排泄して、肺を使う練習をしているんですね。
これがちゃんと出来ていない場合、腎臓・膀胱・尿路・肺などの形成に問題がある場合があります。
しばらく経過観察してみましょう。何かおかしいと感じることがあったらすぐ連絡して下さい。」

私の場合は、母体側の問題は発見できなかった。
じゃあ胎児側の問題…?

でもDr.によると
「しばらく様子を見ないと分からないですが、腎臓は2つともちゃんと見えたし、異常はなさそうです。肺・膀胱・心臓にも異常はなさそう。緊急性は低いと判断しました。
今日の検査では、羊水が少なくなった原因として“これ”というものは見つけられません。」

ここでも原因は分からずか…。
“原因がない”なんてあるんだろうか?
でも専門医に問題ないと言われたんだから大丈夫!!この子を信じよう、私が凹んでたらこの子にまで伝わっちゃうんだ。

そう前向きに考えようと努力したけれど、ふとした拍子に「本当に大丈夫なのかな…」と不安になることは度々あった。そうなるともう涙があとからあとから溢れて止まらなかった。
元気に産んであげられなかったらどうしよう、自分が無理をして仕事していたつもりはなかったけど、この子にはそれが辛かったんだな、なんて考え出してしまうともう泥沼で。
旦那には「親が子を信じてあげられなくてどうするんだ」と何度も怒られたけれど、きっと旦那も困惑していたんだと思う。(のちに聞いたところ、早くにお母さんを亡くしているので「こんな時こそ自分がしっかりしなくちゃ」という気持ちがとても強くて、自分に言い聞かせていた部分もあったそうだ)

私がメソメソしていると、よくポコポコポコとリズミカルにお腹を蹴られた。
まるで「大丈夫だから心配しないで」と言われているような気がして、ますます泣けてしまったのを覚えている。


しばらく続きます(汗)


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   2009

0917

次の日、やはり朝は胎動を感じることが出来なかった。
でも前の晩はよく動いていたし会社に着けば起きるかな?と悠長に考えていたけれど、会社に着いてからも、昼になっても結局胎動はほとんど感じられず、不安になった私は産婦人科へTELをして聞いてみることにした。
『私の心配しすぎかな。でもこれで何でもなかったら安心できるもんね』と思いながら。

でも電話越しの看護師さんの回答は私にとって意外なものだった。

「出血や痛みはありませんか?
母子手帳を持って、今すぐこちらに来て下さい」

“え?今すぐ??
 そんなに緊急性の高いことなの?”

急に頭の中が真っ白になって、とにかく早退して行かなくちゃならないので上司に相談をしに行って。
旦那にも連絡して急遽病院まで来てもらうことに。
会社から病院までは約1時間。
慌てて帰り支度をして電車に乗り、ただひたすらに「落ち着け、落ち着け自分」と何度も何度も言い聞かせながら向かった。
途中、旦那から『大丈夫、俺達の子供はそんなに弱くないよ』というメールが入って危うく泣きそうになった。


駅で旦那と合流して病院へ。
着いた頃には午後の診療時間は終わっていて、いつも妊婦さん達でごった返しているロビーはガランとしていつもより広く感じた。

そんな静かな中、診察室に呼ばれ経腹エコーをして貰った。
その時のやりとりは確かこんな感じ。

Dr.「心臓の動きはしっかり確認できるし、心音もちゃんと聞こえる。赤ちゃんは横位になってるから、ちょっと子宮の狭い部分に頭が嵌まり込んじゃってるみたいだね…。確かに動きにくそうな感じがするね。」

私「何か私に出来ることはありませんか?」

Dr.「うーん、そうだなぁ…。出来るだけ安静にしていて下さい」

私「じゃあ仕事は…」

Dr.「休める環境なら、しばらく休職した方が良いと思うよ。どうかな?」

やっぱり仕事は出来ないのか…。
悪阻も明けてやっと復帰できたのに。
とても好きな仕事だったし、念願叶ってやっと就けた仕事だったので出来ることなら続けたかったけれど、子供の為なら仕方ない。
この子を守れるのは母である自分だけなんだと言い聞かせ、「分かりました、休職します」と返事をすることが精一杯だった。

先生の仰ってくれた「心臓の動きはしっかり確認できる」という言葉にとりあえず一安心したけれど、「もっと詳しく調べるので、また明日来て下さい」という言葉に、不安を完全に拭い去ることは出来なかった。
“詳しく調べなくちゃならないくらいの状態なんだ…”と後ろ向きの思考ばかりが浮かんだ。

ロビーで待っていた旦那にもエコー結果を報告。
私は余程不安そうな顔をしていたのか、明日も一緒に来ると言う。
確かに不安で一杯だったので、誰かが傍にいてくれることはとても有難かった。
その日の夜は不安を抱えながら布団に入ったけれど、案の定ロクに眠ることはできず終いだった。


しばらく続きます(汗)


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