ふんにゃり手帖
2009
周産期センターには2週に1度通った。
公共交通機関を利用すると家から病院までは片道3時間近くもかかるので送迎は旦那に頼んで。
これは本当に助かった。
前回「様子見ね」と言われていた羊水量は2回目もあまり変化はなく、また様子見とのこと。
ただこの日は赤ちゃんの体勢が良かったのか腎臓も再度診て貰って、前回見えにくかった膀胱や心臓も細部までしっかり診て貰うことができた。
Dr.には「エコーで診る事が出来る範囲にはどうしても限界があるんだけどね…」と申し訳なさそうに言われたけれど、何も分からないよりは良いもの。
今思えば、少しでも明るい光が欲しかったのかも知れない。
周産期センター3回目の診察の日。
いつも通り経腹エコーをして貰っている時、担当して頂いていた先生の声色がちょっと変わって手が止まった。
「…羊水、少しですが増えましたね。赤ちゃんの様子も今までよりよく見えますよ。」
最初は新たに何か良くないことでも見つかったのかと思って身体を硬くしてしまったけれど、「羊水が増えている」と言われた時点で涙が溢れてきてしまった。
何が原因で羊水が増えたのかは減った時と同様に分からなかったのだけれど、とにかく良い方向へ転がったらしい。
エコーを一緒に見ていた旦那も嬉しそうな顔をしていた。
「もうしばらく経過を見て、このまま羊水が減ることがなければ元の産院に戻って出産できるかもしれません」
という言葉を貰うことが出来た。
家事を一切放棄して安静生活を続けていたのが良かったのか、羊水過少について調べて出会ったサイトにあった方法を実践したのが良かったのかは今でも分からないけれど、何もできず悶々としているより良かったなぁと思う。
お腹の張りがずっと続いていたのが不安といえば不安だったけれど、その後は羊水も減ることもなく(最後まで少なめではあったのだけれど)、周産期センターのDr.の許可を得て妊娠初期に通っていた地元の産院へと戻ることができた。
もう少し続きます…(汗)
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