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ふんにゃり手帖

レイソル好き専業主婦の育児と日々の生活記録…のはず。

   2024

0519
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   2009

0918

翌日。
経腹・経膣、両方のエコーを使用していつもの倍以上の時間を掛けて細かく診察して貰った。

結果。

Dr.「昨日も少し気になっていたんだけど、やはり羊水量が少ないようです。
“過少”とは言えないけれど、限りなく過少に近い。
羊水が少ないということは赤ちゃんが動くスペースが少ないということ。だから胎動が少なくなったんだろうね。申し訳ないけれど羊水が少なくなった原因をここで調べることは出来ません。
現在のところ臍帯血流が悪いわけではないようだから、赤ちゃんには胎盤を通してちゃんと栄養が行っているはずです。破水して羊水が少なくなった訳ではないので今すぐどうこうなるという問題ではないけれど、まだ7ヵ月(24w6d)に入ったばかりだし、羊水が少ないと早産で生まれたりすることも考えられます。
設備が整っていないのでこのままだとうちで産むことは出来ません。
NICUのある母子周産期センターの先生を紹介するので、これからすぐそちらに行って精密検査を受けて下さい。」

「精密検査」「ここで産めない」「NICU」という言葉を聞いて、身体中の血がサアッと引いていくのが分かった。
すぐには理解することも出来ず、涙が溢れてきて止まらなかった。
看護師さんが「我慢しなくて良いのよ」と言って、そっと差し出してくれたティッシュBOXが嬉しかった。
頭の中の整理がつかないうちに話はどんどん進んで、とにかくできるだけ早く、より設備が整った産婦人科のエコー専門医に精密検査をして貰って下さいと言う。

そんなに急ぐのか…。
こんなことならもっと早く胎動が少なくなったことを相談するべきだった…と後悔の嵐まっただ中の私。
もう言われるままに行動するしかできなかった。
ずっと一緒に話を聞いてくれていた旦那の存在が本当に有難かったと、今でも心底思う。


私が産もうと思っていたのは家から車で10分程の、昔からある人気の産婦人科。
紹介して頂いたNICUの設備が整っている周産期センターは、家から車で1時間近くはかかる場所。
これから通うのは大変だな…と混乱する頭で考えながら、紹介状を手に旦那と共に向かった。

急遽入れてもらった診察・検査だったので、ロビーでの待ち時間は4時間を越えた。

エコーは経腹のみだったけれど、比較的に何かしらのリスクを抱える妊婦さんが多い所だったので、とにかく1人の妊婦さんにかかる診察時間がとても長い。
私自身も今までの倍どころじゃないくらい長い時間診て頂いた。


Dr.「確かに羊水はかなり少ない状態です。でも過少とまでは行かないギリギリのところ。
断言はできませんが、過少になる可能性も充分にあります。
羊水が少なくなる原因としては大きく2つに分かれます。
1つは母体側の問題。臍帯血流量が減少して胎盤を通じて胎児に養分が行かなくなっている場合。
もう1つは胎児側の問題。
羊水は羊膜代謝と胎児の尿で出来ていて、中期以降は胎児の尿の代謝の方が多くなるのが通常です。胎児はそれを摂り入れてまた尿として排泄して、肺を使う練習をしているんですね。
これがちゃんと出来ていない場合、腎臓・膀胱・尿路・肺などの形成に問題がある場合があります。
しばらく経過観察してみましょう。何かおかしいと感じることがあったらすぐ連絡して下さい。」

私の場合は、母体側の問題は発見できなかった。
じゃあ胎児側の問題…?

でもDr.によると
「しばらく様子を見ないと分からないですが、腎臓は2つともちゃんと見えたし、異常はなさそうです。肺・膀胱・心臓にも異常はなさそう。緊急性は低いと判断しました。
今日の検査では、羊水が少なくなった原因として“これ”というものは見つけられません。」

ここでも原因は分からずか…。
“原因がない”なんてあるんだろうか?
でも専門医に問題ないと言われたんだから大丈夫!!この子を信じよう、私が凹んでたらこの子にまで伝わっちゃうんだ。

そう前向きに考えようと努力したけれど、ふとした拍子に「本当に大丈夫なのかな…」と不安になることは度々あった。そうなるともう涙があとからあとから溢れて止まらなかった。
元気に産んであげられなかったらどうしよう、自分が無理をして仕事していたつもりはなかったけど、この子にはそれが辛かったんだな、なんて考え出してしまうともう泥沼で。
旦那には「親が子を信じてあげられなくてどうするんだ」と何度も怒られたけれど、きっと旦那も困惑していたんだと思う。(のちに聞いたところ、早くにお母さんを亡くしているので「こんな時こそ自分がしっかりしなくちゃ」という気持ちがとても強くて、自分に言い聞かせていた部分もあったそうだ)

私がメソメソしていると、よくポコポコポコとリズミカルにお腹を蹴られた。
まるで「大丈夫だから心配しないで」と言われているような気がして、ますます泣けてしまったのを覚えている。


しばらく続きます(汗)


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無題
はづきさんは羊水が少なかったんですね。
私は逆で、予定日まで一ヶ月というあたりで急に羊水が増えたんですよ。
結局入院して羊水を少し抜いてからそのまま出産したんですけど、羊水って多くても少なくても子供の消化器官に問題があるかもしれないので、るち太は生まれてすぐに検査入院しました。
何事もなくて本当によかったと思います。

妊娠中はただでさえちょっとしたことでも不安になるのに、転院されたり大変でしたね。。。

再見ヽ(o・ω・o)ノ゛マタクルネ
育児時々腐女子~るっちき URL 2009/09/18(Fri)22:53:40 編集
こんばんは
初コメです♪

妊娠中は大変だったんですね。
羊水が少くて危険だと指摘されたら、私も不安で涙が溢れてくると思います。
はづきさん、辛かったでしょうね。

私は妊娠中、特にトラブルは無かったけれど、情緒不安定のせいかアンパンマンの歌で涙が出てきました(苦笑)

フクママン 2009/09/18(Fri)23:28:42 編集
◆るっちきさん
羊水過少と同様に羊水過多も色々問題が出るとかで不安になりますよね(> <)
るっちきさんもるち太くんも入院とは!大変な思いをされたんですね。

私の場合は「原因が分からない」というのが一番不安だった記憶があります。
しかも頭で理解出来ないうちに慌てて、という状態の転院だったので余計かもしれません…。

またいらして下さいね♪
はづき 2009/09/19(Sat)11:10:58 編集
◆フクママンさん
いらっしゃいませ☆
何だか重い話の時でスミマセン;

羊水が少なくなるのは、立ち仕事などで働いている方が比較的多いそうです。(あとは悪阻がなくてつい動き過ぎちゃったりとか…)
私は座って仕事してたんですが、今思えばやはりストレスがあったのかなぁ…と。(自覚ないですけど)

妊娠中はちょっとしたことで私も泣いていました。
出産後も涙腺が弱くなった気がします(^^;)
アンパンマンの歌、私も泣いてました!
OPは何だかちょっと哲学的な歌詞があったりするので、『深いなぁ…』と感心してしまったり(苦笑)

かなりのマイペース更新ですが、ぜひまた遊びにいらして下さいね♪
はづき 2009/09/19(Sat)11:23:08 編集
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